猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その8



10/9
4:30起床。寝坊した。今日は今回の登山の最終日。双六などを通って新穂高へ下りる予定だ。

それ程ハードな道のりではないが、足の痛みが少し気になる。昨日もテン場へ戻る時、足が結構痛かったのだ。特に下りが痛みやすく、鏡平からわさび平までの長いくだりが心配だ。なるべく足に負担がかからないように下りでは小股で歩くことにしよう。

湿布を貼って、6:00出発。最初は小岩が多いハイマツの中の道。
登りだして少し経った頃、日が昇る。振り返ると、朝日に照らされた鷲羽が綺麗だった。三俣山荘のテン場から三俣蓮華への登り途中から見る鷲羽が一番形が良くてきれいだ。
40分ほど登ると三俣蓮華岳と双六への巻き道との分岐にぶつかり、これを三俣蓮華岳方面へ。
三俣蓮華へはちょっとした急登だが、景色が素晴らしいので苦にならない。紅葉したカールの奥にはシルエットの槍穂。秋の空の色と相まって素晴らしく綺麗だ。個人的に、この登山で一番好きだった風景。
急登は長く続かず、20分もかからず頂上へ。
三俣蓮華からは黒部源流の山々の眺めが綺麗だ。
西を見れば黒部五郎。相変わらず存在感がある。
三俣蓮華から丸山への道は常に槍穂の眺望が楽しめる。とても素敵な道だ。
丸山から双六の道がまた良い。なだらかな双六への道の向うには三角形が美しい笠ヶ岳。なんて素晴らしい道なんだ。

裏銀座は烏帽子から水晶までがメインと思っていたが、双六への道が今回の登山の中で一番景色が美しく良かった。鷲羽や水晶に登らず、この双六から三俣蓮華への道を歩きに来るだけで十分だと思う。
双六への最後はちょっと急登。重荷でちょいと疲れ、休憩。
振り返るとこの景色。前を見ても後ろを振り返っても良い景色。双六の稜線は本当に良い道だなぁ。
たどり着いた双六の頂上も360度の大パノラマ黒部五郎や黒部源流の山々、笠ヶ岳に加え、乗鞍や焼岳が見えるようになった。
そして双六からの景色の主役と言えばやはり槍だろう。なだらかな尾根の向うには槍ヶ岳へと続く西鎌尾根の迫力ある姿。いつまでも見飽きない素晴らしい景色だ。
いつまでも双六でのんびりしていたかったが、あまりのんびりしてると新穂高に着く前に暗くなってしまう。しぶしぶ下山。

槍を見ながら緩やかな尾根を歩く。暖かで実に気持ちが良い。緩やかな尾根の後は岩の斜面をつづら折れに急降下。
一旦緩やかになるが、再び急降下。ハイマツ帯をまっすぐに下り、下りきった鞍部が双六小屋だ。


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裏銀座 2012年10月

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