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みずがき山 '05年10月



10/5
いつになく準備が早かった今回の登山。登山計画書は1週間前に書き終わり、回送の申し込みも終わり、ザックの荷物もまとめて、あとは出発するだけ。

が、当日の帰宅時間が遅れ、ピント調整に出していた5DMark3&EF24-105は戻って来ず。秋の連休登山は一年で一番の勝負と位置付けている。そんな登山にレンズが無いのでは話にならん!

「意地でも探してやる!」と嫁にお願いして出発当日にカメラ屋に電話をかけまくってレンズの在庫を確認し、ようやく大高イオンにあるアマノで在庫を確保。

帰宅も大幅に遅れ、21過ぎにようやく出発し、大高イオンに向かって伊勢湾岸を走る。「よっしゃ間に合った」と思いきや、大高JCをICと勘違いして都市高に入り、大高をスルー!

降り口はちっとも出てこず、結局、笠寺まで走ることに。絶体絶命のピンチ!ってゆうか、絶対間に合わん!助手席の嫁にアマノに電話してもらうと、22時を過ぎてもまだ店にいるので、OKとのこと。ありがたい。

かくしてようやくイオンに着いたのは22:15。無事にレンズを買って家へと戻る。遅くまで対応してくれたアマノの人には感謝だ。

家に帰って5DMark2にレンズを着け、ようやく出発。時刻は過去最悪の日付変更前。あぁ、一年で一番の勝負の登山が寝不足で始まるのか。ちょいと心配だな。てゆうか明日の朝起きれるかな。。。

宿泊地は当初予定の梓川SAを諦め、恵那SAか駒ヶ岳SAに変更。結局、駒ヶ岳SAまで行くものの、満車で次の小黒川PAへ。さすが3連休の前日だ。車中泊組多いな。
10/6
5時過ぎ。鳴り続けるアラームにようやく目を覚ます。豊科IC(現安曇野IC)で降りて大町方面へ。七倉ダムへの道は案外広く、走りやすかった。

順調に進み、7:20過ぎ、七倉ダム駐車場へ到着。車はほどほどに多いが、道路にあふれるほどではない。途中で寄ったコンビニの店員さんの話によるとこの時間だと扇沢は車を止めれないとのこと。裏銀座はやはり少し空いてるんだろうな。
今回は登山口と下山口が異なるので車の快走サービスを使う。準備を済ませた後、車内を最低限綺麗にしておいた。

七倉ダムから登山口である高瀬ダムまでは舗装道路を1時間の距離だが、今回はタクシーを使う。タクシーは駐車場に待機していた。タクシーの所要時間は10分ちょい、料金は2100円。

高瀬ダムは堤高さ日本一の巨大なロックフィルダムで面白いことに道路は岩が積み重なった堤をつづら折れに登って行く。上りきった堤上でタクシーを下りて登山開始。

まずはこの道をまっすぐ行ってトンネルを抜ける。
トンネルを出るとすぐに吊り橋があるので、これを渡る。吊り橋の下は水でなく、白い砂。もともとは水だったのだが、上流から流れてくる土砂によって埋まってしまったのだ。遠い将来はダム自体が砂で埋まってしまうだろうな。
吊り橋を過ぎて少し進むとキャンプ場がある。キャンプの申し込みはここでなく、七倉ダムへの道沿いにある高瀬館か烏帽子小屋だそうだ。
キャンプ場を過ぎ、森の中を少し歩くと再び白い砂の沢に出る。ここは濁り沢で登山道はこの沢を渡り、山へと入って行く。
この場所の登山道はややわかり辛く、目印を見落とさないように注意が必要。
森の中へ入る入口に水場がある。烏帽子方面へはここが最後の水場なので水を汲んでおくとよい。(要煮沸みたいだ)

地図だと烏帽子小屋に水場があるように書いてあるが、あれは池の水のことであんまり綺麗でなさそうなので、実際には水場は無いと思った方が良い。
水場から急登が始まる。北アルプス3大急登の名に恥じない急登っぷりで、最初なんか登山道が斜面に造れず、鉄骨を組み立ててハシゴや道を作っていた。やるなブナ立尾根。
その後も絶え間なく急登は続き、キツイ。同じ3大急登の合戦尾根と比べてもきつく感じた。傾斜自体がきついのもあるが、休憩場所の設置数の差も影響してる気がした。

合戦尾根は30分毎くらいでベンチがある休憩スペースがあって、適度なペースで登れる。それに対し、こちらは休憩スペースはほとんどなく、あまり休憩しなくて疲れがどんどん溜まってしまう。
また目印になるものもあまりなく、今どこにいるかがわかり辛い。それがなおさらキツさを感じさせるのだ。

途中、いきなり現れたこの三角点はたぶん地図に表示されている2208mのピークだろう。
そんなキツイ尾根での唯一の楽しみは紅葉だった。2200mを超えだしたころから木々が美しく色づいてきた。緑の中に黄色や赤色が綺麗だ。秋の山は良い。
キツイ急登をこなしていくとタヌキ岩なる大きな岩があり、さらに進んでいくと崩落地に出る。
この崩落地からは北側の不動岳や船窪岳、針ノ木岳の眺めが良い。あいにくの曇り空で色はいまいちだったが、それでも山が見えているだけで気分も良くなる。
崩落地から傾斜は多少緩くなるが、それまでの疲れから足取りはとても重い。頻繁に休憩しながら1時間ほど歩くと主稜線に出る。ここから少し下ると主稜線の登山道にぶつかり、これを南に行けばすぐに烏帽子小屋だ。


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裏銀座 2012年10月

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