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御嶽山

 10月17日に御嶽山に登ってきた。当日は素晴らしい晴天で、最高の景色を楽しんだ。御嶽山の特徴として、展望の良さがあげられる。独立峰であり、また標高が高いために背の高い植物がほとんど見られないことが原因だ。
 今回の登山口である田の原は御岳スキー場の天辺に当たる部分であり、駐車場がとても広い。また、売店などもあり、食料・水の調達に便利だ。ちなみに今回の登山は王滝(田の原)登山口より頂上剣ヶ峰までで、片道3.5km、高低差900m弱(田の原2180m、剣ヶ峰3067m)。

 10:00に田の原登山口につく。御嶽山を見ると、2日前に降った雪の影響も無いみたいだ。売店でトイレとチョコレートの調達を済ませた後、いざ登山開始。鳥居をくぐり登山道を歩き始める。
 最初のうちはなだらかな遊歩道を歩く形となる。正面には御嶽山が常に見え、頂上までの距離がつかめて良い。しばらく行くと、枕木の階段の登りとなり、それを過ぎると低潅木の坂道となる。この辺りから景色が開け、後ろには中央アルプスの大展望が広がる。
 景色を楽しみながら登っていくと、やがて金剛童子に着く。ここで景色を楽しむのと、体を休めるために休憩を挟みたい。この日は非常に天気が良く、中央アルプスの向こうに八ヶ岳の姿も見えた。
田の原登山口。石の鳥居が霊山を物語る。 最初は平坦な遊歩道を進む。御嶽山の眺めが見事。
しばらく行くと枕木の階段を登る。ここら辺から徐々に傾斜がきつくなってくる。 金剛童子。このあたりで森林限界を迎え、展望が非常に良くなる。ここは絶好の休憩ポイント。
振り返れば中央アルプスの山々、その向こうに八ヶ岳が。御嶽山は登り始めてすぐに展望が開けて良い。
(↑クリックすると拡大画像を表示します。)

 金剛童子を過ぎると傾斜が段々ときつくなる。さらに登るとかなり急な登りとなる。この区間、王滝頂上の山荘がなかなか近づかないような印象にかられるが、焦らずゆっくりと進んでいくと、やがて王滝山頂に着く。王滝頂上では山荘や王滝神社などがある。また、ここにはトイレもあるので、山頂に行く前に利用しておきたい。
 王滝頂上からも変わらず良い眺望が得られるが、少し足を伸ばし、王滝奥の院方面に行くと、地獄谷方面の素晴らしい眺望が得られる。
金剛童子を過ぎてしばらく行くと急登りが待ち受けている。 最後の急坂。王滝頂上はあと少しだ。
王滝頂上の鳥居。この奥に王滝神社がある。 奥の院方面から王滝頂上を望む。石垣で覆われた様は、ちょっとしたお城のよう。
奥の院より地獄谷方面の眺望。

 王滝神社の横を通り、山頂への道を行く。王滝頂上から上は木々が全く無いため、常に御岳山頂が見える。少し進むと御岳教の総本山らしく、不思議な銅像が目に付く。凡人の私には理解できない形の銅像を過ぎるといよいよ頂上は目の前。頂上手前の急な登りを過ぎ、鳥居のある階段を登り切ると御嶽山頂上だ。
王滝頂上から見る御嶽山頂。2日前の雪が残っている。 御岳教の変わった銅像が霊山を物語る。
頂上へ。3000m級でありながらなだらかな頂上。御嶽山は危険箇所が無く、安心して歩けるのも良い。 頂上直下の階段。これを上りきれば頂上。この階段がなかなかえらかった。

 御嶽山頂上からはまさに大パノラマが広がる。すぐ北には乗鞍岳が、そしてその奥には北アルプスの山々の素晴らしい展望が。東を見れば、木曽駒ケ岳、恵那山を初めとした中央アルプスの山々、その奥に南アルプス、八ヶ岳。西には奥美濃の山々の向こうに白山が見渡せた。さすが、3000m級の独立峰。素晴らしい展望だ。
 しばらく眺めを楽しんだあと、昼飯にする。絶景の中での食事は気分がいい。できれば頂上は寒かったので、あったかい食事が食べたかったな。今度はガスバーナーでも持ってくかな。
 食事を終えた後、景色を目に焼きつけ、下山を開始。下る間、素晴らしい景色が見え、満足するとともにこの場から離れることに寂しさを感じた。下山するのが惜しいと思ったことは初めてだ。それだけ今回の登山は素晴らしいものだったんだな。
御嶽山頂上!乗鞍岳が間近に見える。 御岳山頂上には御岳神社奥社がある。これもまた変わった感じだ。
頂上から東側の景色。中央アルプスの大パノラマが広がる。(↑クリックすると拡大画像を表示します。)
御嶽山頂上の鳥居。3000mの頂上にこんな立派な鳥居があるとはびっくり。
素晴らしい景色の中での食事は最高だ。 頂上は危険なところは無く、安心して景色を楽しめる。
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