猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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五竜岳その1
(遠見尾根登山口〜頂上)

 10時30分、白馬大町駅に到着。バイクを駐輪場に止め、扇沢行きのバスに乗り込む。バスは1時間に1〜2本出ているみたいだ。バスは大体30分くらいで扇沢に着く。

扇沢は立山黒部アルペンルートの出発地として、大勢の観光客でにぎわっている。さっそく出発しようかと思うが、腹もへってきたので、売店でおやきを2つ買い、腹ごしらえ。オールウェイズスローライフ。
かぼちゃはイマイチ、ナスはボチボチだった。

今回利用する柏原新道の登山口は扇沢から道路を大町方面に10分ほど戻ったところにある。大きな橋のある沢に位置しており、間違いにくい。
今回は白馬大町からバスで扇沢まで向かった。所要30分くらいだったかな。 扇沢。立山・黒部アルペンルートへの長野県側入口。ダムへはここからトロリーバスで行く。
昼食は扇沢で買ったおやき。ナスとかぼちゃを食べた。ナスはボチボチ。かぼちゃはイマイチ。 今回利用した柏原新道登山口は沢の左岸にあった。登山ポストもここにあり。事前に書いた紙を入れる形式。

登山口から種池山荘まではかなりキツかった。

最初のうちは森の中の急登。やがて視界が開け、景色を見ながらの急登。時折崩れた斜面を通過しながら急登。森林限界を迎えても急登。。。

よーするに、ひたすら急登である。この区間が景色も単調でもっともがんばりどころだ。
登山口からしばらくは展望の利かない急登。疲れる。 やがて視界が開け、沢沿いの景色が見えてくる。目指す稜線は初めから見えているがなかなか近づかない。
柏原新道はほとんどの区間が安全だが、ここだけはちょっと危険。滑落と落石には十分注意だ。 やがて景色が開放的な草原に変わると種池山荘はすぐだ。

種池山荘は爺ヶ岳から伸びる稜線上にある小屋。語源の種池は本当に”種”がぴったりな池だ。というより水溜りといったほうがあってる。

とにかく、そんな名前の山荘は、ベンチもあり休憩にはぴったり。晴れていれば立山方面、爺ヶ岳の眺めが素晴しいだろう。あっ、そうそう、この山荘、要予約らしいですよ。ご注意。

昼飯のカロリーメイトでエネルギーを蓄えた後、出発。

爺ヶ岳の上りは少しきついが、開放的な景色とゆったり美しい爺ヶ岳の山容のおかげでとても気持ち良い。青空が見えてるときなど空に向かって登っているかのよう。とにかく素敵だ。
種池山荘。稜線に建ち、展望がよい種池山荘は絶好の休憩地。この山荘も予約制らしい。いまや常識なのか。 爺ヶ岳南峰への上り。爺ヶ岳への道は空へ向かうような開放感に包まれる。

ピークをわずかに登山道は巻いているが、ピークへの道へ進み、少し登ると爺ヶ岳南峰。晴れれば立山方面、鹿島槍方面の眺めがすっばらしーみたいだが、ガスに愛されたこの日はガス祭り。360度のガスパラダイスだった。

爺ヶ岳は南峰、中央峰、北峰の3峰からなっており、登山道はどのピークも巻いている。巻き巻き天国である。

南峰からは下って登って中央峰。さらに下って登って北峰と進み、そこから下って下って冷池(つべたいけ)に向かう。
爺ヶ岳南峰。天気が良ければ360度の大展望、なんだけどな。 爺ヶ岳は南峰、中央峰、北峰の3つの峰からなる。南峰から残り2つの峰を巻くような感じで登山道が通る。

冷池山荘は鞍部から少し上り返したところに有り、爺ヶ岳方面から見ると、今にも崖に落ちそうで恐ろしい。

テン場は山荘からさらに10分ほど登ったところに有り、事前に手続きを山荘でしておく。トイレ・水補給などはいちいち山荘まで行かねばならずとてもめんどくさい。

テン場はなかなかの混みようで遅れて着いた伸二郎は場所が無く、斜めの場所にテントを張る。斜めだが、それでも1人の空間は素敵だ。
爺ヶ岳北峰を過ぎると長い下りとなる。ここまでくれば冷池山荘はすぐだ。 冷池のテン場は冷池山荘から5分程度上ったところにある。トイレや水を手に入れるの為に山荘に行くのが面倒だ。

テントを建てるとそそくさと夕食開始。数日前に購入したガスバーナーを取り出し快適クッキング。といってもカップ麺だが。とにかくクッキングだ。

山ではカップ麺の残り汁を捨てるわけにも行かないのでカップ麺はなるべく汁の割合が少ないものが良い。個人的にはカップヌードルタイプが作るのも簡単だし、汁も少なく済むのでお勧めだ。

すべて汁を飲みきり、塩分過多となった伸二郎は暇人となったが、ガスが取れてきたので鹿島槍を見に行く。

冷池から見る鹿島槍はダイナミックだ。「女性的な容姿」なることを書いているガイドブックもあるが、そんな気はさらさら無い。あえて女性と言うなら神取忍だな。ま、あれは女性では無いかもしれんが。。。
今回の登山の直前に購入したバーナー。コンパクト&ゴトクが安定していてとても気に入った。良い買い物をした。 夕方鹿島槍が姿を現した。冷池から見ると双耳峰のはずが布引山を加え、頂上が3つの峰からなる様に見える。


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