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五箇山

 白山を下山し、温泉で汗と疲れを流した後、白川郷と同じく合掌造りで有名な五箇山へ向け走り出す。今日は五箇山の「五箇山国民休養地相倉」キャンプ場で泊まる予定だ。電話をして空きを確かめると、空いとるとのこと。安心して五箇山に向かった。

五箇山に着いたのは午後6時30分くらいだった。早速キャンプ場を探すが、いくら探しても見つからない。それもそのはずである。キャンプ場は五箇山相倉合掌集落を抜けた先にあったのだ。散々探してついに見つけることができたが、もう少し看板をつけるなどしてほしいものだ。

 五箇山キャンプ場はその分かりにくさが原因でお盆の一大フィーバー時期になんと3張りしかテントが無かった。みんな場所が分からなくて断念してるのね、きっと。合掌集落のすぐ近くとロケーションはとても良いのでホントにわかりやすい看板を立ててくれることを願って止まない。

 この後、夕飯を食べに出かけ、閉店銀座と化した観光地の片隅に小さな店を発見し、熊肉そばと五箇山豆腐を注文。出てきた熊肉そばはあまり美味しくない牛肉を入れたそばといった感じ。熊ちゃんはあんまり美味しくは無いのね。五箇山豆腐は薬味に山椒味噌?とワサビがついていた。日ごろ薬味にネギと生姜しか付けないヘタレにはワサビがとても新鮮で美味しかった。豆腐にワサビ、結構いけますぞ。

 その後、キャンプ場に戻り、することも無くあっちゅー間に就寝。おやすみなせーでございます。。。
熊肉そばと五箇山豆腐。豆腐にワサビはありです。 五箇山キャンプ場。とても静かなところです。

 翌朝7時起床。澄んだ青空のなか五箇山相倉合掌集落を見て回る。五箇山は白川郷に比べると規模が小さいが、周りの自然が美しく、また、国道から離れているのでとても静かで落ち着きがある。落ち着いて合掌造りを見たいならここはお勧めである。

 合掌集落をみた帰り道、ふと山のほうに上がっていく道を発見した。何気なく曲がると棚田へ続く道だった。棚田というと千枚田みたいな小さなものを想像しがちだが、ここのはボチボチ大きい。田んぼでは赤とんぼが飛んでいた。田んぼはどこにでもあるものだが、日本の風景の中で一番美しいものだと思う。合掌集落のような歴史ある遺産も、どこにでもあるような田んぼもいつまでも変わらず残っていて欲しいと思う。
澄んだ青空の下、五箇山相倉集落を訪れる。日本の美を感じます。
国道から離れてるためとても静か。 こぢんまりとした相倉集落。素朴な感じです。
相倉集落近くの棚田で遊ぶ。これも日本の原風景。

 その後、同じ五箇山の菅沼集落を訪れた。五箇山は相倉、菅沼の二つの合掌集落の総称で、ここ菅沼集落は国道156号のすぐ脇にある。

規模は相倉集落よりさらに小ぶりで、15分くらいで見て回れる。規模が小さいことと、国道からすぐなので寄り道感覚で観光できる。時間が無い人にはいいかも。

 そうそう、この国道156号線はなかなかのペースで走れて景色も良いのでなかなかお勧め。特に白川郷から富山県側はとてもワインディングが楽しく、走りを楽しみたい人にもとってもお勧め。
菅沼集落はとても素朴な感じ。
田んぼと合掌造り、そして青空。良い景色。

ツーリングデータ
五箇山
相倉集落
場所 富山県南砺市(旧 東砺波郡平村)
特徴 合掌造りの集落で有名。白川郷とあわせて世界遺産に登録されている。現在23戸の合掌造りがある。
リンク http://www.shokoren-toyama.or.jp/~gokayama/top.htm
五箇山国民休養地キャンプ場 場所 五箇山板倉集落から少し奥に行ったところ
特徴 五箇山相倉集落のすぐ近くにあり、五箇山見学に良い。料金も安く、まわりはとても静か。キャンパーはとても少ない。受付は五箇山相倉集落の駐車場にある建物で行う。
料金 大人500円、子供300円。
五箇山
菅沼集落
場所 富山県南砺市(旧 東砺波郡上平村)
特徴 国道156号沿いにあり、アクセスが良い。規模は小さく、15分もあれば見て回れるだろう。現存する合掌造りは9棟。
料金 バイク:100円(橋のすぐ隣のバイク駐車場は無料)、車500円
リンク http://www.shokoren-toyama.or.jp/%7Egokayama/kan/kan_index.htm





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